オフィスカフェとは

オフィスカフェは、企業のフロアに設置したカフェのような空間です。おしゃれなインテリア家具やテーブル席、観葉植物などを配置し、従業員がリラックスしてすごせるよう工夫されています。

労働力人口の減少や働き方改革の推進など、さまざまな要因によって人々がオフィスへ求めるものが変化してきました。効率的に働けることはもちろん、快適にすごせるオフィスが求められるようになったことから、オフィスカフェに注目が集まっています。

社員食堂や休憩室との違い

社員食堂は従業員が昼食をとるための空間で、休憩室はお昼休みや小休憩などに使用する部屋です。どちらも執務スペースの延長として設置されているケースが多く、テーブルやイス、ソファなど必要最低限の設備しか整っていないことがほとんどです。

一方、オフィスカフェは、昼食や休憩はもちろん、チームでのミーティングや社内セミナー、勉強会、来客対応など、さまざまなシーンで活用できる空間です。 インテリアにこだわっている点も大きな特徴です。リラックス効果やリフレッシュ効果を得られる空間として運用されるため、執務スペースとは趣向を大きく変え、本物のカフェのような雰囲気を実現しています。

オフィスにカフェスペースを設けるメリット

従業員がリラックスできる環境を提供することで、モチベーションアップや業務効率化、生産性の向上などにつながります。また、求職者へ有効なアピールができる、多様なイベントで活用できるのもメリットです。

業務効率化・生産性の向上につながる

従業員が快適にすごせる空間を提供すれば、リラックスしながら休憩ができ、集中力の回復につながります。集中力が回復すれば、ヒューマンエラーの発生などを回避でき、効率的に業務を進められます。
その結果業務効率化によって、個々の従業員が効率的に業務へ取り組むため、生産性が向上します。1人当たりの生産性が向上すると、コア業務へより多くのリソースを割いたり、人員を減らしてコストを大幅に削減したりすることも可能です。

また、オフィスカフェは新たなアイデアの創出を促進させる効果も期待できます。リラックスできる環境ですごすことにより、創造性が刺激され、斬新なアイデアが生まれるかもしれません。実際、「音空間デザインラボ」が行った調査によると、オフィスカフェのような休憩を目的としたスペースでリラックスできると回答した方は全体の60％にものぼりました。

オフィスカフェでは、部署を横断した交流も生まれるため、コミュニケーションが活性化します。従業員同士が活発に交流することで、業務上の連携強化や新たな視点の獲得にもつながります。

求人でアピールできる

従業員がリラックスできるカフェスペースは、魅力的な設備であるため、求人広告でのアピールとして有効です。他社との差別化ができ採用力も強化されるため、優秀な人材を確保しやすくなるメリットがあります。

企業のブランディングとしても有効で、カフェスペースを福利厚生の一環として提供すれば、従業員のことを大切に考えている企業というイメージを多くの人に抱いてもらえます。

ブランディングの強化に伴い、企業の知名度や認知度が高まれば、売上や利益の向上にもつながります。さらに、「従業員思いの企業で働きたい」と考える求職者からの応募が増えることも想定され、人手不足対策としても有効です。

ミーティングやイベントなどで活用できる

さまざまなシーンで利用できることも、オフィスカフェを設置するメリットです。たとえば、社内セミナーや勉強会、イベント、ミーティングなどで利用できます。

おしゃれでカジュアルな雰囲気の空間は気持ちをやわらげるため、新人の従業員も気兼ねなく自分の意見を発表できます。より活発な意見交換ができ、新たなアイデアの創出につながりやすいのも魅力です。

また、社内セミナーなどのイベントを開催する際にも、オフィスカフェを利用することにより、リラックスした状態で参加してもらえます。

オフィスにカフェスペースを設置する際の注意点

さまざまなメリットが得られるオフィスカフェですが、設置の際にはワークスペースまで音が届かないよう配慮しましょう。また、水回りの工事は避ける、清潔な環境を維持するなども大切なポイントです。

騒音がワークスペースに届かないよう配慮する

和気あいあいと会話している声や、大きな物音などがワークスペースまで届くと、業務に支障をきたすおそれがあります。ワークスペースと十分な距離をとる、適切な防音措置を行うなどの対策を講じましょう。

本格的な防音措置を行うと、高額な工事費用が発生します。予算に余裕がない、できるだけコストを下げたいと考えるのなら、防音性の高いパーティションを設置するなどの方法も検討してみましょう。

利用者に対し、ガイドラインやルールを設けるのもよい方法です。一度に使用できる人数や会話時における声のボリュームなどをルール化し、遵守させることでワークスペースへ騒音が届くのを回避できます。

清潔な環境を維持する

多くの従業員が利用するカフェスペースは汚れやすいため、日ごろからこまめな掃除が求められます。いつでも従業員が快適に使用できるよう、掃除当番を決めるなどして清潔な状態を保ちましょう。

カフェスペース使用や清掃に関するルールを設けるのも効果的です。食べかけのものや飲みかけのドリンクなどを放置しない、ゴミは分別してゴミ箱へ捨てるなど、ルール化を進めましょう。ルールを定めても従業員が守らなければ意味がないため、周知を徹底することも大切です。

オフィスカフェ導入なら給茶機サービスがおすすめ

エームサービスが提供している給茶機サービスなら、コストを抑えてオフィスカフェの導入が可能です。同社の給茶機サービスは、コーヒーや日本茶、スポーツドリンク、コンソメスープなど約20種類以上のバリエーション豊かなドリンクを選べる点が魅力です。

職場や用途にマッチした給茶機を導入できるため、さまざまなドリンクを飲めるようにしたい、お茶の味にこだわりたい、管理やメンテナンスの手間を軽減したいといったニーズに応えています。

給茶機を導入すれば、水回りの工事も必要ありません。設置も簡単にでき、導入後も定期的なメンテナンスを行ってくれます。故障などトラブル時に適切な対応ができるサポート体制を整えているため、給茶機やオフィスカフェの導入が初めての企業も安心です。

オフィスカフェは本格的な工事などをしなくても、給茶機を設置するなどの工夫で気軽に導入できます。従業員が快適に働ける環境作りの一環として導入を検討してみてください。